会話の授業の時です。読書の話になりました。どんな本が好きかと聞かれます。僕は歴史の本と答えます。しかし、まだ何か言え、という雰囲気でした。僕はマヤやアステカの本が好きで、ここに来る前に色々読んだことを言いました。それでもまだ何か言え、という雰囲気でした。僕は以前はよく不倫小説を読んでいたことを言いました。
とは言っても、「不倫」という単語を知りません。知っている単語を使って説明します。
「えっと、、、ある夫婦がありまして、夫の方が他の独身女性と付き合う、ていう話、、、。」
すると突然みんな引きました。
「え?何でそれが面白いの?」
「まさか、不倫したいの?」
「そんな小説読んで、奥さん怒らないの?」
隣の女の子は手で僕との間に壁を作ります。
い、いや、、、小説くらい誰だって読むだろ?不倫ドラマだってたくさんあるじゃないか。一生懸命自分の言い分や不倫小説の面白さを説明しますが、こんな時って熱く語れば語るほどどんどん状況が悪化します。僕は入学早々1週間目にして、怪しい男のイメージを作ってしまいました。。。
多分、僕の失敗はスペイン語で自分の意見をうまく説明できなかったことではなく、まだ仲良くもない人の前で不倫小説について熱く語ってしまったことでしょう。
相手との距離感を把握したり、場の空気を読んだりする能力、やはりこれはどこへ行っても必要ってことですね。。。
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